「人間になったサル」  作品紹介

上演時間  低学年バージョン70分 高学年バージョン80分 (10分休憩含む)

 

     低・高学年 別演出 (※全学年バージョンもあり80分)

 作品名   コミュニケーションを体感する演劇 『人間になったサル』

 

 

 

特色  俳優と子供たちが、いろいろな「コミュニケーション」をとりながら

       ともに笑い、泣き、悩み、考え、お話を進めていく双方向舞台です。

 

子供たちは受動的に観ているだけではなく、俳優からの様々なかたちの問いかけに対して感じ、考え、能動的に発信できます。

 

     また、今までによくある参加型作品とは違い、参加を強要するものではなく、子どもたちの自然な反応をいかしながら進みます懸念される《収集がつかなくなるのでは・・》《子供たちの反応が少なく停滞するのでは・・》《鑑賞人数が多いと全員が楽しめないのでは・・》などの心配はいりません。

 

 

 

 あらすじ  人間になることを夢見る仲のよい二匹のサル、リクとカイが、子供たち(観客)とヒカルのおかげで、人間になっていくお話です。人間のもつ表現力を身につけ、どんどん人間らしくなっていく二匹。言葉を話し、歌い、踊り、気持ちが伝わりあうことに喜び合います。そして学校にも入学し、ヒカルとの友情も芽生えました。

 

しかし・・やがて二匹には考え方の違いがでてきました。

 

便利な文明品、ゲームや携帯電話を使いこなす「早い」カイと、どうしてこうなるんだろう?といちいち考えてしまう「遅い」リク。コミュニケーション不足で、互いに気持ちが伝わらなくなり、やがて友情までもが壊れそうになります。悩みを子供達と共有し、相談し、葛藤する二匹とヒカルはどんな行動をとるのでしょうか? 

 

歌、ダンス、笑いにあふれた今までになかった双方向体感型舞台。

 

最後は感動的なエンディングをむかえます。

 

 

 

ねらい   情報化社会の現代では、メディアの発達とシステム化により、「人」を介さずとも簡単に   欲求は手に入れることができます。いつのまにかそのことが早くて便利なこと。「人」とのかかわりは、わずらわしいものとなりつつある気がします。それを受けて社会では「若年層のコミュニケーション能力の低下」を懸念する声が多く出ています。

 

       しかし、「コミュニケーション能力」は、教わって身につくものではなく、実際に知らない人と話をしたり、同じ空間にいることを楽しもうという気持ちが湧き出てこないと、なかなか育たないものだと考えます。

 

       私どもの作品では、直接関わり合いながら進む劇中で「誘い」や「問いかけ」が散りばめられており、子供たちが目の前の俳優に「伝えたい」「わかりたい」「教えてあげたい」などの気持ちを自然に表現できる空間となっています。

 

そして、「時間を共有することの楽しさ」「コミュニケーションすることの楽しさ」を実際に体感することで、コミュニケーション能力の育成のお役に立てることを願っております。 

 

 

 

その他  低学年と高学年を別演出にすることで、年齢にあった構成と

 なっています。

 

 せっかくの鑑賞会をさらに有意義なものに 

 この作品は「伝え合い」(自分の考えを持ち、伝え、人の話を聞く)のしやすい題材がいくつもあります。鑑賞後にクラスで、お家に帰って親子で、この劇について「伝え合い」をすると、さらに有意義な鑑賞会になると思います。「自分だったらどうするか?」「どちらの考えに近いか」「どうすれば争わなくて済んだのか」「本当の人間らしさとは」「友達ってどういう人」「ゲームや携帯電話について」などなど、年齢、関心にあった題材をみつけて「伝え合い」をしてみてはいかがでしょうか。